日本人ヨット・ボートビルダーであるcorryさんのフラッグシップヨットAC-J1.0の発売前最終試乗を行いました。(表現が変?W)
他でも書きましたが、AC-Jは日本が2000年にアメリカズカップに挑戦したときのレース艇をモデリングしています。名前はFYCのシム名の由来でもある阿修羅号と韋駄天号。
著作の関係もあってそこまでリアルには命名できないでしょうけど、当時の参戦レース艇の中では優勝候補にも上げられるほど戦闘力があったすばらしいアメリカズカップクラスヨットでした。
そんな本家がすばらしいヨットだけに、開発から製品化するまでにかなりの時間をかけ慎重に製作されてましたね。
さて、このヨットの特徴ですが、有名なACA32などと同様に複数の人間により操船することが出来ます。しかし、hudを渡して同乗者に操船をしてもらうのではなく、ジブ担当、メイン担当というように、一回そのポジションのsitボールに座るとオーナーであってもセール操作の権限が無くなるような仕組みです。
初期段階のAC-Jと違うところとして機能追加されたのがジブの観音開きです。ACA32同様スピンネーカーなどの役割を持たせてくれ、風をより多く捕まえて速くなります。
corryさんとしては、SL内ヨットレース艇の中の最速艇を作りたいと言ってましたが、単純に数値をいじって速くすることは出来ても、ある程度リアルの考え方に則った味付けでないと違和感がありますので、その辺が苦労した様子です。
因みに私がFYCのコースであるWatatsumi Round1で計った各ヨットのタイムは下記となっています。
1 Tako3.3 lap 1: +00:08:03
2 AC-J1.0 lap 1: +00:08:07
3 ACA32 lap 1: +00:08:42
4 Fizz1.08 lap 1: +00:09:03
5 DG-20 lap 1: +00:10:44
6 Tetra 35 v1.2 lap 1: +00:10:55
7 Trudeau Larinda Schooner LITE lap 1: +00:11:03
8 DG-14-1.31 lap 1: +00:11:08
9 Trudeau Trucordia Yawl LITE lap 1: +00:11:14
10 Trudeau JacqCat Catboat lap 1: +00:11:55
11 Trudeau Tahiti Ketch lap 1: +00:12:44
サイズが小さく一番慣れているTakoが速いのは仕方ないとして、ACA32より少し速いのがいいですね^^。
このコースは狭い水道もあるので広いところでやったら、また違う結果もあると思います。
写真はパッケージ用に撮った写真ですが、因みにセールは私が製作いたしました^^;