Max Starostin
2008年11月22日 11:29
Michieさんの新作ボート「SV240」をご紹介します。
このボートはアポロンボートでも参考にしているリアルメーカー「CENTURION」の「Enzo SV240」のものをモデリングしているとの事です。
CENTURIONはもともと競技用ボートから発展してきて、数多くのマリンレジャーボートを作っているメーカーです。競技用ボートは単にそのスピードを競うものから、水上スキーが発案されそれを牽引する役目を担うようになってさらに進化しています。
その水上スキー自体も今ではウェイクボードと名を変えてよりファッショナブルに変化し、アメリカを中心に世界大会や日本でも盛んに競技が行われています。
このSV240はそのウェイクボードを楽しめるように作られたものです。
こういったレジャーを追求した結果生まれたボートは、マリン産業の牽引役になってると思います。日本ではあまり考えられない製品作りの発想ですので、やはり何でも楽しむという文化の違いなのだと思います^^;(まぁ、ジェットスキーは日本の考案ですがw)
リアル世界では難しくても、SLなら手軽に楽しめるのがいいですね。今回そんな演出をしてくれたのがMichieさんです^^
ではパッケージ写真から。
●このSV240はいろいろな機能がついています。
・10種の違うポジションで座ることが出来ます。(28プリムなので乗員は3人かな?)
・船体カラーは白と黒の2種ですが、デッキサイドカラーがクリックによって16色変化します。
・船体クリックでウェイクボードを表示/非表示やドライブモードなどが選択できます。
・後方トランザムデッキの上にあるネームプレートが自由にカスタマイズ出来て、自分のオリジナルネームを貼れます。
・搭載されたウェイクボードをクリックするとボート後方にRezされます。
●ボートの操作性について。
スピードは決して速くはありません。むしろ私には丁度よくて、あくまでもウェイクボードを意識したスピード感といったところでしょうか?
キー操作で左右旋回しますが、この時のカメラワークがいいです。飛行機などでも実績があるMichieさんならではと思いますが、左右に操舵しても船体中心に前方を見るのではなく、船体側面から遅れて序々にカメラが移動するといった感じで、とても自然な景色が展開されます。
●船体の作りについて。
機能でも書きましたが、このSV240はリアルメーカー「CENTURION」の十八番でもある船首に着座ポジションがあります。
SLではカメラワークでどんな視点でも見れますが、リアルボートは速度が上がると船首が持ち上がるため、操舵席後方に座ると前方の景色が全く見えなくなるのです。船首にゲストシートがあるこのボートはその辺がすばらしいですね。(SLでは、そのこだわりといった部分だけですが^^;)
●ウェイクボードについて
これは自走できるサーフボードです。
ウェイクボードは水上スキーとサーフボードの中間といった感じで、旋回性などを向上するためにかなり短くなっています。RLでは実際にボートで牽引することも出来ますが、このSV240は単独走行のみです。操作性もとてもいいです。よくピーキーな感じのものがありますが、慣れないとつまらなくなってしまいます。その点これは感覚的に操作出来ますし、RLと同じようにジャンプや回転といったアクションも出来ます。
(RLではボートが作る波でボートに牽引されなくてもサーフすることが出来ます。)
パッケージの中には、操船可能な白、黒2種のボートとHypaさんと私の要望にこたえていただき、ディスプレー用のスクリプトなしモデル(車で牽引移動イメージのトレーラーつき)も入っています。
Michieさんも他のFYC在住クリエーターさんと同様にすばらしく製作スピードが早くて、彼女はSLを始めて1ヶ月も経たない内にバイクやキャンピングカーを作って販売し始めました。 「Xstreet SL」(前SLX)でも通販されていて、日本より海外でよく売れている様子です。海外のファンも多く、よくメインランドやUSSでもMichieさんの乗り物を見かけますね^^
この「SV240」の価格はL$1,000。
他にもXstreet SLで星4.5(最高5)と大人気の双発水上飛行機など、すべてL$1,000以下の価格帯で構成されているMichieブランド製品は、今後も大注目のクリエーターと言えます^^
Michieさんのブログ
http://michie.slmame.com/